杏子的文章 2011-02-05

白い恋人

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雪は、私の心の中の永遠の恋人

以前、日本である番組を見ました。

アフリカから1人の少女を東京に連れてきて、日本語がまったく分からない彼女に演歌を歌ってもらい、うまく歌えたらスターへの道を歩む機会が与えられるというものでした。

その演歌には雪を描写する歌詞があり、その時は夏だったので雪を見ることは不可能でしたが、その後この少女は人工スキー場に連れて行かれて「冷たい感触」を体験したのでした。もちろん、彼女の雪についての体験は完全なものではありませんでした。


実は私も、そのアフリカ人の少女と同じで、雪というものに対してたくさんの疑問を持っていました。10年あまり前に初めて関西で雪が降るのを見て、雪に触って、やっと長年の夢が叶ったのでした。

日本には「雪まつり」というお祭りがあることを知った時には、たいへん興味を持ちました。雪だるまを作って、雪合戦をして、スキーをする……こうした天然の無料の娯楽は、熱帯の国に育った我々には永遠に楽しめない贅沢です。しかし日本人は、冬に雪を見られるだけでなく、雪像を作るお祭りまであるなんて、本当にずるいと思いませんか?

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日本国内では、長野、岩手、新潟、北海道の札幌と旭川など、各地で雪まつりが行われますが、札幌の雪まつりが一番有名です。1950年に3人の現地の高校生が六つの雪像を作って大通公園に展示したのが始まりで、当時は雪合戦や雪像展示などの小さなイベントを行っていましたが、思いがけず5万人もの人が見に来たので、その後は札幌市が冬の恒例のイベントとして行うようになりました。

1955年には自衛隊も参加して、巨大な雪像製作に挑戦し、第10回の1959年には、雪像製作者が2500人に達しました。この年、このイベントは初めてテレビや新聞で大々的に報道されました。

その後、本州から雪を見に来る観光客が激増し、空前の盛況となりました。札幌の雪まつりが、日本の雪まつりになったのです。1972年の冬季オリンピックが札幌で行われたのをきっかけに、「ようこそ札幌へ」というテーマで行われた雪まつりは、世界各地にも報道されました。

現在のさっぽろ雪まつりは、国際的に有名で盛大な冬のイベントになっており、毎年200万人あまりの観光客を引き付け、北海道の観光事業に大きな収入をもたらしています。私と同じように、雪を愛する人がたくさんいるというのがお分かりでしょう(笑)?

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私は、2000年に1回行って以来、あの雪と氷でいっぱいで、冷たさがたまらなく嬉しい雪まつりの現場に再び行っていません。もう11年も経ってしまいました。是非もう一度雪まつりに行ってみたいです……。

もう一度行って、あの美しい白い恋人に会いたいのです。今年のさっぽろ雪まつりは2月7日から13日まで行われます。これを逃してしまうと、また1年待たなければなりません。

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★ この文章は 東京流行通訊 2011年2月4日第4号(通巻第250号) より ★

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