杏子的文章 2012-05-15

花見問題

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ゴールデンウィークもあっという間に終わってしまいましたね。日本のみなさんは、どんな休暇を過ごされましたか?

休みの後半は大雨だったので、スケジュールをキャンセルした方も多かったと思いますが、桜の鑑賞に行かれた方もいらっしゃるでしょうね。日本の桜の開花期は3月から5月の間で、大半の桜は4月に開花します。日本の最北端にある北海道は気候が寒冷であるため、花見に最適の時期は5月中旬です。私はちょうど5月初めに札幌に行ったので、幸運なことに美しい桜が青空の下に咲いているのを見ることができました。

日本語では花を観賞するのを「花見」と言い、月を鑑賞するのを「月見」と言うのを、以前からとても面白いと感じていました。「花見」は日本独特の季節の風習です。桜の花が満開の時に、日本人は友だちや仲間を集めて桜の木の下で飲んだり食べたりして、屋外の宴会を楽しみます。花見に行くメンバーは、普通は家族や会社の同僚、学校の友だち、あるいはカップルなどが多いです。一般に昼間に行く人が多いのですが、花見の名所はその季節になると雰囲気を盛り上げるためにライトアップをするので、仕事の後で夜の桜を見に行く人もいます。これは「夜桜見物」と呼ばれています。

花見の時期には、デパートやスーパーに花見用品や行楽用品の専門コーナーが設置されます。バーベキューセットやその食材、色がとてもきれいな花見弁当、花見酒、花見団子、屋外で食事をするための道具、食器など、様々な商品が登場します。花見の起源は、奈良時代の貴族の行事に発しています。もともと中国から入った習俗として梅の花の観賞がありましたが、平安時代になってそれが桜の鑑賞に変わったのだそうです。

花見はとても風流なことだと思っていましたが、「花見のマナー」を守らない人が多いために、多くの「花見問題」が生じています。例えば、広い場所を占領してカラオケで歌いまくり、騒音で附近の住民に迷惑をかける人たち、お酒を飲んで暴れる人たち、許可されていない場所で勝手にバーベキューをして煙を出す人たちなどです。最も深刻なのは、花見の後に後片付けをしないでほったらかしで帰ってしまい、大量のゴミを残していく人たちです。毎年これらのゴミを片付けるために、自治体の清掃担当部門は何百万円もの費用を費やしているそうです。

誰よりもルールを守る人々という印象があった日本人がゴミを捨てて帰るという事実は、私にとって本当にショックでした。本来花見は楽しい気持ちになるための春の行事なのに、こうした公徳心のない人たちが悪い手本やマイナスイメージをもたらすのでは、桜の花に心があったなら、きっと泣いているのではないかと私は思います。

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★ この文章は 東京流行通訊2012年5月11日第17号(通巻第311号)より ★

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