上野駅は東京の北の玄関口で、関東各地と東京を結ぶJR各線や地下鉄、さらには東北や上信越(群馬県、長野県、新潟県の総称)へ向かう各新幹線が交わるところであり、調査によれば一日の乗客数はのべ2万人あまりだそうです。
公園口の正面にある上野公園には、パンダで有名な上野動物園があるので、駅の内にも外にもパンダに関係のある商品やイラストが見られ、パンダの駅と言うことができるでしょう。今日はみなさんに、私が発見したパンダ関連のグルメについてひそかにお教えします。
まず最初にお薦めするのは、駅一階の中央改札口のそばにある、ちょっと目立ったベーカリー「アンデルセン上野店」です。遠くからでも、店のウインドウにたくさんの可愛いパンダのステッカーが貼ってあるのが見えます。店内では、とても可愛い「上野動物園パンダ来園記念商品」を売っています。どんな商品だと思いますか?ベーカリーですから、もちろんパンを売っています。
でも、パン職人のみなさんがこんなに創意にあふれた発想を持っているとは思いませんでした。一つ一つにパンダの図案がついているクリームパンやアンパン、さらには切るとパンダの顔の絵が出てくるパンダ食パンや、立体的な「おすわりパンダ」まであって、唖然とさせられます。こんなに可愛いパンですから、みなさんはきっとかぶりつくことができないでしょう。
二番目のお薦めは「HOKUOパン屋」で、やはり駅構内にあります。ここで販売しているパンダクリームパンは、白い半立体型のパンダに、チョコレート色の目と耳がついており、その無邪気な表情は可愛くてたまりません。これ以外にも、上野駅構内には有名なフランス菓子店「ブール・ミッシュ」が新たに開店した「銀座1・2・3」があり、この店で売っているパンダの図案がついたマカロンも、超人気商品です。
最後にご紹介するのは、上野駅の広小路口正面にある和菓子専門店「岡埜栄泉総本家」で販売している「上野パンダ12号」という薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)です。
京都産の山芋を蒸かして作った柔らかくて白い外皮に、爽やかな小豆餡がたっぷり包まれ、一口かじるだけで大満足です。パンダの耳と目と鼻は黒で表現され、シンプルな形ですが面白さがあります。一つ食べるだけで、目もおなかも徹底的に癒されます。あんまり可愛いので、ふと店先で看板の写真を見かけた時、すぐに店の中に飛び込んで5個も買ってしまいました(笑)。
いかがですか?上野駅に行けば、パンダを見られるだけでなく、パンダを食べることもできるのです。心を動かされませんか?
………………………………………………………………………………………………………………
< ★ この文章は東京流行通訊 2012年11月9日 第43号(通巻第337号) より ★ >
………………………………………………………………………………………………………………
【相關連結】<< 上野観光連盟 >>
………………………………………………………………………………………………………………
【延伸閱讀】<看更多杏子的文章 ★ もっと杏子のエッセイを読む>
………………………………………………………………………………………………………………
【延伸閱讀】<< 東京流行通訊 哈日杏子特別コラム ★ 哈日杏子的特別專欄 >>
………………………………………………………………………………………………………………
.