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川越

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10月です。いつの間にか、もう秋ですね。みなさんはこの季節、どこかへ旅の計画はおありですか?まだ決まっていなければ、私の大好きな川越のレトロな街を歩いてみませんか?

「小江戸」とも呼ばれる埼玉県川越市は、江戸の雰囲気が残されている観光名所です。一番街商店街では、一つ一つの建物が典型的な「蔵」の構造になっており、しかもどの家もかなり長い歴史を持っています。

この「蔵の街」は実に生き生きとして、立体的で、自然な「蔵造り博物館」なのです。豆腐屋も、醤油屋も、骨董品店も、美術品店も、銀行も、和服の店も、古い店がみなその機能をずっと維持していて、ずっと店舗として使用されています。これらの古跡を巧みに再利用して、不思議なレトロ空間が形成されており、まったく感嘆のため息がもれてしまいます。

蔵造りのレトロな街で、一番人気があるのはどこだと思いますか?それは、「菓子屋横丁」です!現在は店舗の数が大分減ってしまって、十数軒お菓子屋さんが残っているだけですが、ここでは今でもおいしくて懐かしい伝統的な日本のお菓子を作って売っています。

お菓子を買ったら、次は川越の人々に400年以上も時を告げ続けてきた「時の鐘」を見に行きましょう。何回かの修理や再建を経て、現在の鐘は4代目です。毎日午前6時、正午、午後3時、そして夜6時の計4回、鐘が鳴らされます。

川越と言えば、一番有名な農産物は芋です。中でも芋の女王と言われるサツマイモが代表的で、いまでは埼玉県の30軒の農家でこの人気のサツマイモを栽培しています。そのため、この辺ではサツマイモで作られたいろいろな食品やお土産を買うことができます。お腹がすいたら、日本全国に名がとどろく和菓子店「右門」の看板商品「いも恋」を味わってもいいし、あるいは日本で唯一のサツマイモ料理専門店「いも膳」でいも懐石をいただくのもよいでしょう。

ついでに言うと、毎年10月の第3土曜と日曜には、賑やかな「川越まつり」が行われます。祭りの期間には当地の住民が力を合わせて、超特大でてっぺんに巨大な神像が載っている山車をかついで街を練り歩きます。2日目の夜には十数台の山車が集まって一緒に出発し、街を一周します。灯りの装飾や、巨大な山車を見ていると、夜の中を大きな灯籠が動いていくようで、川越の秋に無限の神秘的な美しさを添えてくれます。今年の秋は、川越の美しさが、みなさんを待っていますよ

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★ この文章は 東京流行通訊 2010年10月15日第37号(通巻第236号)より ★

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2 則留言

  1. 東京流行通訊から寄り道しました:

    小江戸、川越を歩いてサツマイモを味わおう!(哈日杏子執筆)

    「栗よりうまい十三里」
    「九里(栗)より(四里)美味い十三里」(9+4=13)
    江戸から川越まで十三里半の距離。
    サツマイモは「栗より美味い」ということ。

    芸術の秋ですよ!(食欲の勝ちか…)
    美幌音楽人 加藤雅夫(ジャガイモは北海道!)

    • メッセージありがとう。

      栗ね。栗も美味しいけど、
      私はサツマイモの方が好きです。^^

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