お金持ちになりたい?じゃあ宇賀福神社でお金を洗わなくちゃ!
日本に50回以上出かけて、私は各地の有名な神社やお寺にたくさん参拝しました。中国のお寺が鮮やかな色彩で、建築物に華麗な彫刻が施されているのとは反対に、日本のお寺や神社は厳かで静かで、深遠な雰囲気のものが多いです。大抵は参拝した後、あまり深い印象が残らないのですが、ただ一つ、「お金を洗う」神社については、今でも記憶に鮮明に残っています。
みなさんは鎌倉にある、「銭洗弁天」を祀った「宇賀福神社」をご存じですか?昔、巳の年、巳の月、巳の日の夜に、「源頼朝」が宇賀福神の夢を見たのだそうです。その神様が、「この水で神仏を供養すれば天下は平和になる」と言ったとか。
頼朝はこのお告げを聞いて、この神社を建てました。ここの霊水でお金を洗うと、お金の垢が洗い落とされて清められ、お金の霊力が再生してお金が増えると言われています。そのため、神社が建立されて以来、多くの信者の信仰を集めています。宇賀福神が「巳の日」に現れ、水の神と呼ばれる弁財天の使者が蛇なので、弁天様の縁日は「巳の日」となっており、「巳の日」に参拝する人が最も多くなっています。
ついでに言うと、この「縁日」とは、神仏と縁のある日であって、神仏はこの日に不思議な力を顕したり降臨したりします。そのため、この日にお寺や神社に参拝すると、霊験がより大きいのです。毎年、四月と九月の「巳の日」に参拝すれば、効果はますます高いと言われています。
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その日神社に到着した時は拝観時間終了の十分前でしたが、参拝者の波は絶えることがなく、なるほど「お金持ちになれる」人気の神社なんだなあと思いました。本殿でろうそくと、お金持ちになれるという小槌の飾りを買い、ろうそくを台に立てて参拝した後、私はすぐに伝説の奥宮に向かいました。
本殿の左手の洞窟内に奥宮があり、奥宮には鎌倉五大名水の一つである「銭洗水」が流れているのです。参拝客はみな、小さなざるを手に取り、持っているコインやお札、キャッシュカードなどを中に入れて、銭洗水で洗っています。
この洗ったお金は、あおいだりろうそくの火を使ったりして乾かさないでくださいね。そうすると、洗ったことによる効果が消えてしまうのです。ハンカチで水を吸い取るのが最もよいそうです。それから、このお金は浪費に使ってはいけません。意味のあることに使えば、お金は必ず戻ってくるのです。
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ここまで読んできて、みなさんもやってみたいという気持ちが湧いてきたのではありませんか?鎌倉観光にいらっしゃる機会があれば、有名な大仏を参拝した後に、ここに寄ってお金を洗ってみてください。その後の人生で、金運が上昇するかもしれませんよ。