退勤後の時間をどう過ごす?
みなさんは仕事が終わった後、何をしますか?
すぐに家に帰って休みますか?それとも副業に励みますか?あるいは恋人とデートですか?
最近書店で、退勤後の時間を使って大もうけをするという本を見つけました。本当にサラリーマンにとって、退勤後の時間は重要でもあり、貴重でもあります。みなさんはこの時間をどのように利用されますか?
日本のドラマでは、男性サラリーマンたちが、仕事が終わった後、同僚と一緒に一杯飲んでから家に帰る場面がよく出てきます。こうした飲酒は、上司に誘われたので断れないというようなお付き合いである場合もあるし、自分で友達を誘って仕事の悩みをぶちまけながら騒ぐという場合もあるし、単に一杯お酒を飲んで自分を慰めようとする場合もあります。中には、早く家に帰って奥さんと顔を合わせたくないという男性もいます。
仕事の後に一杯やる動機が何であるかはともかくとして、こうしてお互いに話をする時間は、サラリーマン男性たちにとって必須のものなのです。東京の新橋付近にはたくさんの居酒屋があり、夜七時過ぎにこのあたりに行くと、背広とネクタイのサラリーマンのグループをあちこちで見ることができます。彼らは数名ずつ書類かばんを持って居酒屋の中に入っていきます。そして充分飲んだ頃に、酔っ払ってふらつきながら、電車に乗って家に帰ります。
私はサラリーマンではありませんが、日本の居酒屋で食事をするのが大好きです。こうした店の価格は安いし、料理の種類も日本料理が中心だからです。食事は本場の味で、店内の雰囲気も気楽で活気があり、サラリーマンたちがここに来てしばしの慰めを得て、明日からまたがんばっていくためのエネルギーを得ようとするのもよく理解できます。
「女房がくれる小遣いがもっと少なくても、仕事で疲れた自分を癒すために、何とかして飲み代を捻出するだろうなあ。それがなかったら、かわいそうすぎるよ……。」中年の日本人男性がしみじみと私にこう語ったことがあります。わかります、わかります。たぶんこれは、私がおいしいスイーツの店に食べに行ったり、かわいい小物を買ったりして、楽しい気分になろうとするのと同じなのでしょう。
時代が変われば、男女の行動様式も変わります。集まって愚痴を言い合い、互いに励ましあおうとするのは男性だけではありません。去年日本で「女子会」という言葉が流行語大賞を獲得しましたが、この「女子会」の形式が流行し始めています。
女性たちが集まってお酒を飲んだり、おいしいものを食べたりして、異性がいない場所で好きなようにふるまい、人目を気にしないでおしゃべりする女子会は、現代の女性サラリーマンたちが必要とするストレス解消の方法になっているのです。
ですから、たとえ退勤後の時間が短くても、一日仕事をして疲れ果てている彼らは、何をおいても一杯やってから家に帰りたいのです!このような退勤後の時間こそ、非常に有意義と言えるのではないでしょうか?(笑)
★この文章は東京流行通訊サイト2011年4月8日第13号(通巻第259号)より★