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土產中毒

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あなたもお土産中毒者?

日本は、お土産の需要が最も多い国かもしれません。

どこに行ってもお土産を売る小さな店や大型の専門店があり、お土産の種類もあまりに多くてびっくりするほどです。何でも売っていますし、どの商品も買う人がいます(笑)。日本全国各地に数え切れないほどの地方限定のお土産があり、観光地だけでなく、空港や駅、神社などでも各種の記念品を売っています。

そのどれもがとても美しく出来ていて、気持ちをそそられます。全部買ったら破産してしまいますから、買うときには細かく計算しなければなりません。どれに記念品の価値があるか?どうしても買うべきなのはどれか?いくつ買うか?誰にあげるか?深く研究する必要があります。

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相手との間柄や関係によってあげるものも異なってきますし、自分が買うお土産は自分の見る目やレベルを表します。価格は問わないとしても、相手にあげても役に立たず、捨てるのも惜しいようなものだったら、相手も困惑します。

お土産を選ぶには、まず相手の趣味と年齢を考え、慎重に買うのが大切です。また、お土産は自分がそこに行ったことを証明する証拠でもありますから、多くの人が地名が書かれているお土産をわざわざ買って、家に持って帰ったり、会社に持っていったりして、自分が悪いことをしていないことを証明しようとします。もっとも、今では東京駅でも空港でも日本全国各地のお土産が買えますし、ネットでも購入できますから、お土産のレシートこそが最大で最も有利な証拠となるでしょう(笑)。

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さて、お土産を運ぶのも、頭を悩ませる問題です。

私の日本人の友人が台湾に来る時は、いつもお土産購入を行程の中に組み入れます。いつの頃からか、このお土産購入と旅行とがイコールで結ばれるようになり、気に入ったものが買えなかったり、数が足りなかったりすると、彼らはみな苦悩の表情になり、私も見ていてプレッシャーを感じます。買えたとしても、大金を費やすことになりますし、大量のお土産が荷物を増やし、誰もが大荷物で四苦八苦し、外国旅行がつらい仕事のようになってしまいます。ついでに言うと、私も日本へ行くたびに同じような苦労を味わい、スーツケースの半分は台湾土産になります(汗)。

私自身、実はお土産中毒者で、外国旅行のたびにたくさんのお土産を買います。

まず地名の書いてある装飾品、そしてお菓子などです。母に買うときは、父にも買うのを忘れてはいけませんし、兄にも、弟にも、友だちにも、といった具合で、一体いくつ買ったらいいかを数えていると、自分もクラッシュしてしまいそうです。また不思議なことに、買って帰ったそれらのお土産は、ひとたび旅先を離れると、たちまちその独特な雰囲気が消えうせ、自分でもその時になぜそれを買いたかったのか理解に苦しむこともあります。つまりお土産を買うのは女性が服を買うのと同じで、視覚的、衝動的な買物行動なのでしょう。みなさんもよく考えてから行動してくださいね~。

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★この文章は東京流行通訊 2011年10月07日第37号(通巻第283号)より

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2 則留言

  1. 部屋が狭いのでお土産買うとどんどん空きスペースがなくなってしまうので、極力小さいものを買うようにしてます。(^^;)

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