日本旅遊 杏子的文章 2011-07-09

加賀温泉‧白銀屋

M-KYOKO-03

夏の温泉で極楽気分

みなさんは温泉がお好きですか?

誰もが、冬に日本で温泉に入るのは極楽だと言います。でも夏に温泉に入って、熱さにほてった体を洗い流すのもまた気分のいいものですよ。日本には全国各地に有名な温泉がありますが、今日は私が大好きな石川県加賀温泉についてお話ししたいと思います。

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有名な加賀温泉郷は、山代、山中、片山津、粟津の四つの地域に分けられます。今回はその中の、山代温泉をご紹介しましょう。奈良時代に全国各地を渡り歩いた行基という僧がいましたが、彼が白山の霊峰に修行に行く途中で紫色の彩雲を見かけました。そこで光の方向に行ってみると、翼にけがをした鳥が、たまった水の中に体を浸けて傷を治していたのだそうです。手を伸ばしてその水を触ってみると、温泉だということがわかりました。行基がこのことを村人に伝えたため、山代温泉の話が広まっていきました。

歳月が経って、山代温泉は現地の人が利用する庶民のための温泉から、日本全国に知れ渡る温泉郷になりました。特にここ数年は、たくさんの観光客に対応するために、各旅館が大型化し、温泉への道路も整備されるなど、投資と建設が進み、山代温泉は北陸最大級の名湯と言える存在になっています。

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山代温泉には多くの有名な歴史的遺跡があり、白銀屋もその一つです。1642年に豆腐屋を営んでいた八左衛門が初代として旅館を始めてから、380年以上の歴史を持っています。現存する木造二階建ての建築物は、平成11年(1999年)3月に国の有形文化財に指定されました。開業して300年以上の間に多くの有名人が宿泊しており、前田利常公や北大路魯山人なども投宿しています。

この旅館が特別なのは、古さを残した珍しい建築物の中に現代的でモダンな雰囲気を融合させていることで、白銀屋は実に不思議な空間なのです。建築そのものがすばらしい芸術であるだけでなく、人々を感嘆させる日本庭園や、明治時代に建てられた茶室なども見逃せない場所になっています。

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次に重要なポイントについてご紹介しましょう。白銀屋の温泉は「美肌の湯」と呼ばれ、低張性、弱アルカリ性高温泉です。神経痛、関節痛、手足の冷えなどに効き、湯につかった後は肌が滑らかできめ細かくなり、全身がゆったりとして、疲労を洗い流してくれます。館内には、古代檜の浴槽を持つ「吉祥の湯」と露天風呂の「尚武の湯」があり、昼間でも夜遅くでも、庭園の景色を眺めながら湯につかることができます。

いかがですか?加賀まで行けば、五感を使って気持ちのよさを充分に味わうことができます。今年の夏に満足できる温泉旅行を自分にプレゼントしたければ、白銀屋に行ってみてください。

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★この文章は東京流行通訊  2011年7月1日第24号(通巻第270号)より

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